cheeky squirrel’s diary

隙あらば怠惰、夢見る臆病者、けれど人生を諦めたくない私の北米生活日記。むむぅ~!                                 🔦当サイト内の画像、文章などの無断転載及び複製などの行為は違法です。

ちゃんとお墓に、入れられたい。

🐘書き終わった後に思ったことだが初めに書いておく。
 私のブログには、言わずもがな求められる謙虚さみたいの、ないよな。ま、いいや。


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一生、1人でいることを想像してみる。


幼少より今も1人でいることが大好きだ。
というより、人と会うと、疲れる。友達とお茶したり、どこかに出かけたりするのは、2,3か月に1回でも十分なほどだ。


大きく2つの理由が考えられる。
1つは、仕事だ。毎日多くの異国人とコミュニケーションが必須であり、集中して、注意深く、真摯な態度で傾聴し、向き合うことが求められている。それ故に、”話す”ということが疲れる。自分だけの世界に戻りたくなる。
2つ目は、もともとの性格だ。一匹狼で空想好き。どこかへ出かけるのも旅行するのも、1人のほうが楽しいし、疲れない。話したくなったら、旅先にいる人に声をかけて話せば足りる。開放的になれる。
(家族や心置けないパートナーは別。一緒でももちろん楽しい。)

 


昔、大好きなピアニスト、フジコヘミングのドキュメンタリーを見たときに思った。
この人は、私にどこか似ている所がある。(もちろん非凡な才能や努力家である部分は差し引いて。)
家の中のインテリアやファッションなど、大衆とは非なる独自のセンスを楽しんでいるところは特に。

私が好きな女性を他にも思い出してみる。
映画内のJulia Robertsが演じたErin Brokovich、同業の先輩女性たち、Sandra Bullock、など。
共通しているのは、みなさん、仕事や生き甲斐など、たくさんのやりたいを次々に実行、自由に国を跨ぐ。ルールなんか取っ払って、とりあえず邁進!あ、独身!…!
(”独身”という言葉だけで”残念”という負の何かを連想させるの、何なの?やだな。)


私も、やりたいことがたくさんある。
同年代で結婚、出産している人は多い。でも私が同じことをしたら、やりたいことはできなくなる。人生は全く違うものになるだろう。


子どもが欲しいと思ったことがない。正直に言ってしまえば、友だちの子供を見ても、何がかわいいのかわからない。もちろん、そんなことは口に出さず、「かわいいね」「大きくなったね」とか誰でも言いそうなことを言っておく。
周りで、「自分の子供が欲しい」とか「若いお母さんになりたい」というのを聞くと、全然理解できなくて、「世の中にはいろんな人がいるもんだな。」と思った。
相手も思ってるんだろうな。


「やはり、何か、子に関するものが違うのかも。」と更に強く思わせた経験がある。
都内で一時期、保育園でパートタイムをしたことがあった。
理由は、そのころ幼児教育と成人自律の関係に興味があって様々な本を読んでいるうちに、日本の場合どのように、保育士さんは子らに向き合っているのだろうかと、現場で学んでみたくなったからだ。


やってみると、向いてないなと思った。心底。
保育士さんは若い方がほとんどで、私とあまり変わらないような年齢だった。
がしかし、彼女・彼らは「やっぱりかわいいですよね~!」「あ!見ましたか?今、~ができるようになりました!」とか、子らの細かな反応に非常に感動していた。
一方の私は、喜びほぼゼロ。なんせ忙しすぎて、そこまで気が回らなかった。
でも、こういうのって気が回ったら喜べるとか、そんなことじゃないのよね。単純に、そういう心のセンサーみたいのが私はかなり弱いんだと思った。
(念のため書いておくが、勤務態度は真面目で、荒波も立てず、よく働いたと思う)



結婚、これはどうだろう。子を望まない場合、結婚が私に与えるものはなんだろう。
パートナーさへいれば、わざわざ籍を入れる必要があるのだろうか。
国際恋愛の場合、結婚しておくほうがビザなり、生きやすい特典は多い。しかし、お互い経済的に自立していて、1人でも十分生きていける経済的な力、その国での滞在許可があるなら、どうだろうか…。


「あ、でも、私、プロポーズされたい…。」
いきなり乙女チックな答えが頭に浮かぶ。自分でもたまげた。
そういう法的な手続きとか現実的な処理は置いといてね、
単純に、1人の男性から、「この女性と共に人生を歩みたい、誰よりも大切にしたい」って思われたいです。夢ぐらい、見たっていいじゃん。ぬほ~~


憧れる女性は9割以上がお1人の方だし、私もそんな生き方もいいなと思っている。
さて、これがもし、40代後半、50代、、、となったとき、果たしてどうだろうか。
寂しさを感じると思う。悲しみの強い寂しさだと思う。いろんな不安も大きくなるだろう。
特に、元来1人好きの私。数少ない友達とも更に会いにくくなっているだろう。


体調を崩したときに、手伝ってくれる人。家族を亡くした時に、抱きしめてくれる人、一緒にごはんを食べてくれる人、話を聞いてくれる人、ちょっとした言い合いができる人、たわいもないことで笑いあえる人。


年齢を重ねたら、もっとそんな相手が恋しくなるんじゃないか。
死んだときに、お葬式で祈られたいし、ちゃんとお墓に埋められたい。
(本音を言えば、世界の海に骨灰を撒かれたいけど違法だしな。お葬式はVRとかで、 国や地域を超えて友達や仕事仲間にオンラインで祈られたいな。参加費ゼロ。)



とかいって、やっぱり1人が楽しくて、なんとか楽しく生きていくのかもしれない。
はたまた、明日誰かに出会って、あれよあれよと結婚しているのかもしれない。
自分の子供がかわいくて仕方なくなっているのかもしれない。
人生ってわかんないね。



「私ね。今まで、子どもを持つことに興味が全くなかったの。でも、彼と出会って恋愛を始めたとき、”この人の子供を産みたい!”って思ったの。」
Evaが前にインタビューで言ってた言葉。夫はRyan G。
彼女の考えは、子を望む心理について初めて私を納得させた。


なるほど、じゃあ、Keanu Reeves か Jacob Collier と恋に落ちれたら、私も子供について考えられるんだね。
それ、楽しみに待ってて、いいのかな…。現世で待ち時間足りるのかしら。





そういえば、フジコヘミングの本が読みたいんだった。